堺市に酒造りが帰ってきた。生産者の熱い思いとともに




堺市はかつては酒の都だった

堺市がかつて酒どころとして日本に名を馳せていたことをご存知でしょうか?
酒どころといえば、兵庫県の灘が有名ですね。

ちなみに日本三大酒どころといえば
兵庫県の「灘」、京都府の「伏見」、広島県の「西条」だそうです。
関西が2箇所もありますね。






実は堺の酒造りは、江戸時代には灘に匹敵するくらい盛んで、堺の産業といえば酒造りという時代があったそうなんです。

ただ、年を経過するにつれ酒づくりにとても大切な質の高い水が減っていき、太平洋戦争時の空襲で多くの酒造会社が消失してしまい、堺の酒造りは衰退していき、明治時代には100社ほどあった酒造メーカーは、1971年に最後の酒造メーカーが暖簾をおろし堺市の酒造りの歴史に幕をひきました。


復興の足音

しかし、堺の酒造りをもう一度、今そういった動きが堺で起きています。
2015年には酒蔵「堺泉酒造」の「千利休」が新たに誕生。

2016年には、こうじ製造会社「雨風」がどぶろくの製造販売を開始。

また、益阪酒造かつての益田酒造がかつての銘柄「金の鳩」を再興させました。

酒造りの復活と一言でいっても簡単にできることではないでしょう。
中でも資金調達は大きな課題だったはずです。


酒造りも今風に

資金調達をクラウドファンディングを活用したプロジェクトがありました。
それは、先に紹介した「雨風」のどぶろく「一六八九」です。

クラウドファンディングとは、銀行やファンドから資金調達するのではなく、一般の方から資金援助を求める方法です。
70万円を目標に、「堺どぶろくプロジェクト」と題して資金調達の募集をかけていました。

残念ながら集まった資金は約28万円で目標を達成されませんでしたが、46人もの方がこのプロジェクトに賛同し、出資されました。

このプロジェクトは昨年に終了してしまってますが、「雨風」さんの熱い思いは、ビシビシ伝わってきます。


堺で動き始めたこの活動を是非応援していきたいですね。
お店で見つけたら、一度手に取ってみます。




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