御堂筋線では、新金岡行きの電車があります。終点なかもずまであと一駅なのにどうして「新金岡駅」までしか行かないのか、と「なかもず駅」を利用する方の殆どは思うことでしょう。私も何度か経験したことがあります。
Twitterの「#ムカつく電車の行き先選手権」でも新金岡行きは多く取り上げられたようで、新金岡行きに怒っている人は結構いそうです。
なぜ、「なかもず駅」まであと一駅なのに、新金岡止まりの電車があるのでしょうか。
そりゃ「なかもず駅」を利用しない方にはどうでもいい話かもしれませんが、「なかもず駅」を利用する方には深刻な話です。
調べてみると、電車の本数を減らすため、だそうです。
どういうことなのでしょうか。
御堂筋線はドル箱路線ということもあり、朝や夜のラッシュ時に4~5分に1本電車があります。
当然のことながらラッシュ時間帯以外は、そんな頻繁に電車はありません。
そこで、ラッシュに対応するために線路に多く出てきた電車を車庫に戻す必要があります。
その車庫こそ、中百舌鳥検車場です。
「なかもず駅」近くにあります。
車庫:中百舌鳥検車場は、「なかもず駅」と「新金岡駅」の間に引き込むための線路が接続しています。
そのため、本来は「なかもず駅」から「新金岡駅」のほうへ向かい車庫:中百舌鳥検車場に進路を変えれば、車庫に戻せます。
しかしながら、御堂筋線は2路線しかなくダイヤの関係で全ての電車をそのルートで走らすことができないため、なくなく「新金岡駅」止まりにして、なかもず駅には行かず「新金岡駅」から車庫:中百舌鳥検車場までのルートを走る電車が出てきたということです。
こちらの検車場は、とても広いようです。
地上からみるとそれほど敷地があるようには見えませんが、地下に巨大な空間が広がっています。
大阪市のページによるとその広さ10万平方メートル。最大泊車435両とのことです。
10万平方メートルということは、300m×300mの正方形より少し広いということになります。
巨大すぎます。
普段はもちろん関係者以外立ち入り禁止ですが、毎年秋ごろに開催されている”御堂筋線フェスティバル”で、運が良い人は、中百舌鳥検車場に行くことができます。
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