昨日(2018年10月14日)大仙公園では、堺古墳祭りが盛大に執り行われたばかりですが、なんと本日(10月15日)びっくりするニュースが飛び込んできました。
それは、なんと仁徳天皇陵(大仙古墳)の発掘に、堺市の職員(学芸員)を1名同行させて、発掘調査をするというのです。
今まで、陵墓の発掘は宮内庁が独自に行ってきましたが、このたび公開度を上げて、堺市と共同で発掘作業を行うこととなりました。
宮内庁が陵墓を外部機関と一緒に発掘調査するのは、歴史上初めてのことです。
あれだけ、外部の人の立ち入りを厳格に制限していた宮内庁としては、だいぶと思い切った判断をしましたね。
調査の概要
仁徳天皇陵(大仙古墳)は、3つのお堀りがありますが、1番内側のお堀と2番目の堀を結ぶ「堤」の南東の3ヵ所になります。それぞれ幅2mほどの溝を約30m掘り、調査を進めます。
ということは、180㎡ほどを掘ることになります。
調査予定地は上の写真の赤い線の部分です。
この部分には、過去埴輪等があった場所と想定されており、否が応でも調査結果に期待が高まります。
調査期間:2018年10月下旬~12月上旬
(関連情報)
仁徳天皇陵のお堀の水はどこから来てるの? にお答えします。
大仙古墳(仁徳天皇陵)を造るのに何億円かかるの?何年かかるの?
初めて学術調査を行ったのは・・
天皇陵で初めて学術調査の許可が下り実行されたのは、2011年の応神天皇陵(大阪府羽曳野市)です。この時は、墳丘の立ち入りはできず、墳丘の周りの内堀を1周ぐるっとめぐり観察するだけでした。
採掘や採取、発掘などは行われていません。
ぐるっと1周して目で観察しただけでした。
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