楽天調べ(2016年)によると、楽天トラベル経由での外国人宿泊予約者数の対前年比の伸び率で、堺市などの大阪南部が第10位にランクインしたとのことです。
大阪南部は、関空や岸和田を含むので、すんごい堺市に宿泊者が増えたわけではないとは思いますが、少しづつ外国人の波が堺市にも来ているのは間違いなさそうです。
1位は香川県の高松・さぬき・東かがわで前年比3.4倍です。
5位は福岡県の福岡市・大宰府、二日市で前年比2.5倍です。
関西は9位に初めてランクインしています。和歌山県は南紀白浜・龍神で前年比2.2倍です。
そして10位が大阪南部で堺市・関西空港・岸和田です。
関空周辺に外国人が多く宿泊するのは理解できます。
岸和田市は、だんじり祭りのおかげでしょうか。関空から近いというのもあるかもれしれません。
では、堺市は?というと何なんでしょうか。
もちろん世界最大のお墓、仁徳天皇陵(大仙古墳)が思いつきます。もしくは、世界からも人気の堺の包丁でしょうか、千利休でしょうか、
仁徳天皇陵(大仙古墳)の周りも、古い街並みが残っているチンチン電車沿線より西も、そんなに外国の方がいる印象はありません。
そもそも人が多くいませんし、私はほとんど外国の方を見たことがありません。
ただ、もし単に宿泊のためだけに利用しているのではなく、堺市の観光も兼ねて宿泊しているのであればとても残念なことがあります。
それは、古墳の全貌が見れない、ということです。
古墳の全貌が見えるように!!
私が堺市に引っ越してきて、とても残念だったのが、仁徳天皇陵(大仙古墳)の全貌を見れるところがないことです。簡単に行ける場所で一番全貌が見えるのは、堺市役所にある展望台(21F)ですが、悲しいことに遠くに林があるようにしか見えません。
あの鍵穴の形は見えませんし、その雰囲気すら感じられません。本当に林があるようにしか見えないんです。
唯一の選択肢は、空から見ることです。
例えば、八尾空港まで足を運んで、2万円近いお金を払ってやっと全貌を見ることができます。
これでは、ハードルが高すぎます。
今後、百舌鳥・古市古墳群が世界遺産にでも認定されれば、世界一大きいお墓を見に、より多くの観光客が押し寄せるかもしれません。
近くで見てもこんもりとした丘にしか見えない古墳を見て、とても満足するとは思います。
では、どうするの?
堺市は、経済効果がどうこうは置いておいて、箱物行政が好きなようですから、ぜひとも展望台を作って欲しいです。どこに?それはもう南に隣接している大仙公園しかないでしょう。
大仙公園には白い大きな塔が建っています。
あの塔って何だろう?と思っている人は多いと思います。
あの塔は、平和塔といって、昭和46年(1971年)に第二次世界大戦でなくなった堺の多くの戦死者を慰霊するために、堺市が建設しました。
高さは約60mにもなります。
平和塔が不要とはいいませんが、大仙公園にそれだけ大きな塔を建てる判断と予算付けができるのであれば、ぜひとも古墳を一望できる展望塔を作って欲しいものです。
予算消化の都合もあったのでしょうが、大仙公園で必要な工事は、先日完了した新しい公園と駐車場の整備じゃないですよ。。と思ったりします。
あべのハルカスの展望台の入場料は1,500円です。スカイツリーは2,000円です。
近代都市の街並みが遠くまで見えるので、一見の価値はありますが、いかんせん高いです。正直、東京と大阪で見える景色にそれほどの違いはありません。
でもでも、もし大仙公園に展望塔ができれば、世界で唯一の景色が見れるわけですから、入場料が2,000円したとしても高くはないのではないでしょうか。
どう思われますか??
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