デザインの力で団地に若者が戻ってきている。堺市の団地にも若者が

引用:朝日新聞

団地といえばどういうイメージですか?築50年の古い建物で高齢の方の住居者が多いというイメージの人は多いかもしれません。そのイメージは間違っていないと思います。

URブランドを最近はテレビCMでよく目にするようになりましたが、URブランドで供給する団地にも良い点があります。


それは、礼金が不要、退去時の費用が格安、立地がよい、日当たりがよい、敷地が広い、敷地にも緑が多い、そしてなんといっても家賃が安い、仲介手数料なし、更新料なし、という点です。

これだけでも民間で賃貸するよりかなりよい条件がそろっています。

勿論デメリットもあります。それほど築年数がたっていないいわゆる築浅物件もありますが、殆どは古い物件です。そのため、オートロックがなかったり、エレベーターが遅かったり、幅広い年齢の方が住んでいることによる問題があったりします。

そんな団地も、少しずつ変化し若者をひきつけ始めています。

自由にDIYできる部屋

通常賃貸で部屋を借りた際は、退出時に原状回復をする必要があります。
要は借りたときの状態に戻す必要があります。

しかし、自由に部屋をDIYしてOK,退出時に原状回復する必要なし、という物件が登場しました。

これはURが供給する全ての部屋が対象ではありませんが、大阪府ではすでに200件の申し込みがあり、30代以下が約半数を占めています。

新築を購入するお金がないけど、自分らしい生活がしたいが、賃貸の部屋は個性がない、という若者の心をつかんでいるようです。

URが定める範囲内であれば、好きに部屋をいじってOKというのがたまらないのでしょうね。

堺市も頑張っている

堺市は団地が多いですね。特に泉北あたりは多くの団地を目にします。

泉北ニュータウンにある茶山台団地も住民の高齢化や空き家問題が深刻になり、色々と若者の心をつかむべくチャレンジしています。

無印良品とリノベーションプロジェクトを立上げて、1部屋ですが、リノベーションして超おしゃれな部屋に生まれ変わらせたのには驚きました。建物の外観や共有スペースはTHE昭和ですが、部屋のなかはインスタ映えするんですから。

その他にもニコイチ物件もありますね。
これは隣接する物件の境界にある壁をぶちぬき、2個の物件を1個の物件に生まれ変わらせ、おしゃれ空間にもしてしまうリノベーションです。

90㎡相当で、家賃8万円相当、リフォーム済みとあって、初回の募集時には定員の7倍も応募がありました。


また、2019年2月ごろには、堺市南区にある茶山団地でDIY工房がオープンします。
工具の貸出や作業できる場所がありますので、DIYをしたい人には嬉しいですよね。



最近はURで賃貸物件を借りる若い人も少しづつ増えているようですし、ご紹介した付加価値のある団地の部屋も若者を引き付けています。



高齢化が進む地域では、自治機能の維持のためにも若い人の人口を増やすことは重要な課題です。
今回は、特に堺市の団地改革についてご紹介いたしました。





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