大阪府堺市には数多く古墳があれど、タヌキが生息していることでその名を轟かした古墳は「いたすけ古墳」だけでしょう。
そんな都合よくタヌキが見れるのか?そもそも狸って夜行性じゃないのと半信半疑で「いたすけ古墳」に行くと、すぐタヌキを見ることができました。
タヌキが住み始めたはのは1998年頃からのようで、堀を泳いで渡ったとみられているそうです。
本当に狸がいる、と軽い興奮のさなか、ひっきりなしに観光客なのか地元の方なのかが来ては足を止め、中にはエサをあげている方もいました。
橋を降りてきて食べるその姿にキュンキュンします。
人間を見ても全然逃げないんですね。
むしろ、古墳から出てきた、感じがしました。
確実に野生のタヌキを見たいなら、いたすけ古墳は結構おすすめです。
こんな都心で結構な確度で狸をみることができるんです。大阪の穴場のスポットです。
あの朽ちた橋はなんだ?
堺市に越してきてから数多く古墳を見てきましたが、石橋がかかっているのは初めて見ました。この石橋はなんだろうかと調べてみると、とてもシンボリックな橋だということが分かりました。
60年近く前に、宅地開発のために古墳取り壊しが計画され、古墳へ重機が通る橋がかけられたものの、地域住民からの猛烈な反対にあい中止となった経緯があり、
経済活動より大切なものがあるという「古墳保存運動の成功例」の象徴として、壊れかけている橋はそのまま残されています。
タヌキさんがいるのは「いたすけ古墳」だけではない
東京のど真ん中でも狸は目撃されています。エサを求めて、繁華街まで来るようになりました。
堺市でも、もともとは大和川流域などに生息していた狸ですが、いたすけ古墳以外でも数多く目撃されています。
ざっと調べた結果を記述すると
- 大浜公園のずっと西にある共生の森(湾岸地区の産業廃棄物処分場跡地)
- 仁徳天皇陵(大仙古墳)
- 堺市上野芝向ヶ丘町4丁の路上
- 堺市浜寺諏訪森町2丁の路上
- 大蓮公園
- 西除川河川敷
- 新金岡公園
- 大泉緑地公園
こう見ると、結構の範囲で狸が生息しているようですね。
なかなか普段は野生の狸を目撃することはないとは思いますが、いるんですね。
▼アクセス
〒591-8036 大阪府堺市北区百舌鳥本町3丁
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