先日、国土交通省から平成30年(2018年)の地価が公示されたのですが、堺市の北区の地価の上昇率がすさまじいので紹介します。
堺市平均では平成29年(2017年)と比べて、住宅地は1.2%、商業地は4.6%上昇しました。
その上昇をけん引しているのは北区と堺区です。
堺市各区の状況
堺市の各区の昨年と比較した地価の上昇率を紹介します。<住宅地>
北区 :4.6%上昇
堺区 :1.7%上昇
中区 :0.2%上昇
東区 :0.5%上昇
西区 :変わらず
南区 :0.3%下降
美原区:0.2%下降
<商業地>
北区 :12.5%上昇
堺区 :6.8%上昇
中区 :1.2%上昇
東区 :1.0%上昇
西区 :1.0%上昇
南区 :変わらず
美原区:変わらず
北区と堺区がすごいのが分かります。
そして、残念ながら南区と美原区は冴えません。
美原区はららぽーと効果がまだ出ていない感じですね。
大阪府全体でみると住宅地の地価は下がったところが多いのですが、堺市全体は1.2%上昇しており、まずますというところです。
大阪府市区の上昇率ランキングでみる堺市
大阪府の住宅地の上昇ランキングを見てみましょう。1位:大阪市西区 10・5%
2位:大阪市浪速区 7.6%
3位:堺市北区 4.6%
4位:大阪市北区 4.5%
5位:大阪市福島区 4.2%
次に、大阪府の商業地の上昇率ランキングを見てみましょう。
1位:大阪市中央区 13.0%
2位:堺市北区 12.5%
2位:大阪市浪速区 12.5%
4位:大阪市北区 12.1%
5位:大阪市福島区 11.9%
最近の利便性を求めた都心回帰の流れなのなか、順当に大阪市内の地価が上がるなか、そこに食い込んでいる堺市北区です。
もっと詳細に
もっと細かく見ても堺市北区の地価の上昇率はすごい.市や区といった単位ではなく、具体的な所在地での地価の上昇率ランキングを見てみましょう。
まずは住宅地です。(堺市以外は住所を一部省略しています)
また、()内の価格は1平方メートルあたりの地価です。
1位:大阪市西区北堀江 10.5%(503,000円)
2位:大阪市北区紅梅町 8.5%(616,000円)
3位:堺市北区北花田町3-23-10 8.0%(188,000円)
4位:吹田市桃山台 8.0%(270,000円)
5位:大阪市北区本庄東 7.7%(394,000円)
6位:大阪市浪速区桜川 7.6%(341,000円)
7位:大阪市福島区福島 7.5%(841,000円)
8位:堺市北区長曽根町3080-12 7.3%(236,000円)
9位:堺市北区新金岡町2-5-9 7.1%(180,000円)
10位:豊中市寺内 6.8%(300,000円)
並みいる人気住宅街のなかに、堺市北区の新金岡町と長曽根町が食い込んでいます。
どちらもいいエリアです。
次に商業地です。(堺市以外は住所を一部省略しています)
また、()内の価格は1平方メートルあたりの地価です。
1位:大阪市中央区道頓堀 27.5%(5,100,000円)
2位:大阪市中央区宗右衛門町 22.5%(15,800,000円)
3位:大阪市北区茶屋町 21.0%(4,030,000円)
4位:大阪市浪速区日本橋 20.0%(876,000円)
5位:大阪市中央区心斎橋 20.0%(13,200,000円)
6位:大阪市北区小松原町 19.8%(2,180,000円)
7位:堺市北区中百舌鳥町2-92 19.6%(482,000円)
8位:大阪市北区堂島 17.9%(1,250,000円)
8位:大阪市浪速区元町 17.9%(680,000円)
10位:大阪市北区芝田 17.5%(3,150,000円)
外国人の観光効果で大注目のなんばや心斎橋の地価上昇に後れを取らずに堺市北区の中百舌鳥が健闘しています
堺市は安い!!
地価の2017年比の上昇率で、主に堺市北区が大躍進を見せていますが、地価のいわゆる「価格」という面では、上位にライクインしている所と比較して、各段に安いことが分かります。堺市北区は、すでに大阪府の中ではやや高いほうではありますが、まだまだ地価の上昇の余地があるのかもしれません。
まさに今注目度が増している堺市北区の伸びしろをまじまじで感じさせられました。
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